
実に対人関係は難しいものですよね。
人は対人関係なしでは生きてはいけません。
仕事でも対人関係があってこそ成り立っていますし、恋愛は特にそれが顕著です。
だからこそコミュニケーション能力を磨く必要があります。
コミュニケーションで一番必要なことは『会話』です。
会話は相手の真意を探る一番の方法ですし、会話が相手にアプローチするための手っ取り早い近道となりますよね。
ですが、あなたはこの会話が難しいと思うことはないでしょうか。
つまり会話がうまく“噛み合わない”という現象です。
人にはそれぞれ会話の癖があります。
会話のコミュニケーションはその癖をすぐに見破り、相手に合わすことが大切ですよね。
それぞれが思い思いに話をしては、いつまでも噛み合わないものです。
では、今回はそれを踏まえて、恋愛で女性と噛み合わないと感じているあなたにお話をしていきましょう。
女性との会話が噛み合わない理由は自己主張が原因
ただでさえ人との会話が難しいのに、こと恋愛となると会話が難しい上に、もどかしく感じますよね。
女性は会話が上手な男性が好きです。
例えばデートなどでは、お互いの話題が尽きると無言になるシーンがよくあります。
ここでほとんどの男性は焦ります。
なんとか話題を絞り出そうと頭の中は混乱状態になるでしょう。
そうして絞り出した話題が自分の話です。
自分の話は一方的な話題です。
つまり、自分の話というのは自分の主観がメインとなり、自分の主観ばかりを話すというのは自己主張にほかなりません。
デートでそんな自己主張の話を聞かされる女性は、どんな気持ちになるでしょうか。
そんな話はとてもつまらなく、反論する気さえ起きなくなります。
なんとか間を持たせようと絞り出した話題が、その場をしらけさせることになろうとは、男性側のコミュニケーション能力の低さを露呈してしまいます。
男性は武勇伝を語りたがる
男性は武勇伝を語りたがる生き物です。
自分の栄光や成功を誰かに話すことは、自分のステータスを誇示できるからです。
ただ、その話は女性からするとまったく興味のない話です。
そんな武勇伝はどうでもいいことなのです。
私の知人の女性は過去に付き合っていた男性が、同時に7人女性と付き合っていたということを自慢気に話している姿を見て、思わず平手打ちをしてしまったそうです。
平手打ちはいけないことですが、それほど感情を抑えることができなかったのです。
この知人女性の彼は何を思ってそのような話を彼女にしたのか、女性にはわからないと思いますが、同性の私にはなんとなくわかる気がします。
自分の彼女にそんな浮気話をすることなど普通では考えられませんが、この男性はいかにモテていたのか、そして、そんなモテ男を彼氏にできた君は幸せだと主張したかったのでは。
まあ、こんな話を女性が受け入れてくれるはずはありませんから、絶対に真似してはいけません。
会話が上手な男性ほど勘違いしている
男性の中には話がとても上手な人がいます。
大勢の中でその男性が話を盛り上げ、一見人気者のように見えます。
そんな男性はある意味スター性があると言えますね。
話下手の男性から見るととても羨ましい限りです。
ところが、この話し上手が恋愛では勘違い男となる可能性があります。
スター性がある男性は、自分が人気者であると自分で認識しています。
その認識こそあだになるのです。
恋愛において話が上手な男性は重宝されますが、口八丁手八丁な彼氏はどこか信頼が薄く感じられてしまいます。
会話が上手な男性は、実は話し上手であることを隠れ蓑とし、本当は虚勢を張っています。
女性は恋愛では心の繋がりを求めますが、口八丁な彼氏とは心の繋がりを感じられずにいます。
会話が上手なことは、恋愛では必要ないのかもしれませんね。
会話が噛み合わないのではない、合わせようとしていない
もし今、女性との会話が噛み合わなくて悩んでいる男性がいるとしたら、まず言えることがあります。
それは“会話を合わせようとしていない”ということです。
「そんなことはありません、女性の話に耳を傾け、同調していますから」
そんな言葉が聞こえてきそうですが、この同調が女性にとってはなんともNGであるわけです。
同調しているのだから会話を合わせているのでは?と思った人もいることでしょう。
しかし、女性は同調して欲しいわけではありません。
確かに女性は話を聞いて欲しい生き物です。
だから、自分の話を否定するような会話をしてくる男性が嫌いです。
男性がここで勘違いしているのは、女性の話が間違っていると正しい方向へ向けさせてあげようとする、その変な正義感です。
自分の話を否定されると、女性はより自分は間違ってはいないと主張する心理があります。
女性との会話はここがとても難しいのですが、同調でも否定でもダメ、だったらどうしたらいいのか男性としては悩むところですね。
会話が噛み合わないのならスルーしてもいい
「どうせ彼氏に愚痴を言っても無駄であることは分かっています。だから彼氏をサンドバックに見立てて話をぶつけているんです(笑)」(33歳女性/介護士)
多くの女性は男性と話が噛み合わないことは知っています。
ですが、言わずにはいられないのです。
この介護士の女性のように、誰でもいいから愚痴を言いたい、そんなときに目の前にいる男性に話を一方的にぶつけることで気分がスッキリするわけです。
もし自分の彼女が愚痴など文句を自分にぶつけてきたら、それはもう自分はサンドバックとなりきり、彼女の話を黙って受け止めるだけでもいいのです。
ただ、これはお互いを知っているカップルはこれでいいでしょうが、まだ恋愛もできていない男性にとっては理解できないことでしょう。
もし今好きな人がいて、その女性と話が噛み合わないと感じていたら、彼女の話はスルーしても良いと私は思います。
理解ができない話をしていたら、黙って聞いてあげるのも方法です。
ですが、その話はとても黙って聞くには疲れるものだと想像できます。
ここでスルーすると言っても、まったく違う話へ切り替えるということではありません。
彼女が全部その話を話しきるように促してあげる、ということです。
「それからどうしたの?どう思ったの?」と導くことができるのがモテる男の第一歩となるのは間違いないですから、女性の話が尽きるまで存分に導いてあげることが大切なんです。
男性としては、それはとても疲れることですが…。
⇒ 女性に気持ちよく話をしてもらうコツを知りたいなら、こちらの記事へ
LINEだと噛み合うという現実
最近のコミュニケーションとしてはLINEが主流ですね。
カップルだってLINEやメールを通してその日のことをやり取りして、直接の会話はしていないのではないでしょうか。
それがいまどきのコミュニケーションツールであるわけですが、LINEだと不思議に素直になれたり、やり取りが噛み合ったりすると感じますよね。
その理由は、短い文章で完結するからです。
声を通しての直接の会話では、そこにたくさんの意味や真意が含まれ、それを読み取りながら会話をする必要があります。
ですが、LINEであれば短い文章の中に簡潔された文字だけが並び、それを深読みする必要もなく、それに対しての答えを返信すればいいだけです。
また、都合が悪いことであれば既読スルーや未読スルーなど、自分の都合の良いようにやり過ごすことは可能ですし、LINEを通すと、相手からの言葉に対して考える時間を持つことができますよね。
なんとも今は便利な時代です。
便利さゆえ、会話の質は落ちている
LINEやメールが便利だと思う反面、これが本来の人と人のコミュニケーションの質を低下させる原因だとしたらどうでしょうか。
今やカップルが別れを告げるのもLINE、会社を退職するのもLINE、何でもかんでもLINEで済ませようとする体質の人が増えています。
便利になったぶん、自分を表現することが苦手な人がどんどん増えているといっても過言ではありませんね。
この苦手意識が女性との会話をどんどん噛み合わせなくしています。
会話の質が落ちている、そんなことになっているようです。
人を思いやる気持ちや説得力、愛情表現などは会話を通しているからこそ、相手に伝わるものです。
つまり、会話が苦手となることで、相手に本当に伝えたいことが伝わりにくくなっているのです。
女性との会話が噛み合わないなら想像力を養うこと
ときに女性の話は支離滅裂なときがあります。
自分の中ではわかっていて話しているのだと思いますが、男性としては「???」が頭の中を駆け巡ることでしょう。
そしていろいろと頭の中で考えて返した言葉は、勘違いなどということは普通にあることです。
そんなことがある男性は決して悪いことをしているわけではありませんし、多くの男性が経験していることです。
これは女性の話が難しすぎるのです。
女性は頭の回転が早いですから、様々な方向から話をします。
一見、繋がっていないような話も女性の頭の中では繋がっているのです。
ですから、男性は想像力を膨らませることが必要です。
女性が何をいわんとしているのかを頭の中で整理して、そのピースを繋いでいく作業を要します。
最初はなかなか難しいことですが、慣れてくると女性との会話も楽しく、そして女性の心を掴むことができるようになります。
そのためにもLINEではなく、実際に会話をすることが何よりも大切です。
まとめ
以前、私は付き合っていた女性から「全然話を聞いてくれていない!」とお叱りをうけたことがあります。
ずっと彼女との話は噛み合っていると思っていましたし、身に覚えのないお叱りに面食らった記憶があります。
その後、彼女は何を言いたかったのか自分なりに考えました。
結果、まったくわかりませんでした(笑)
そこで知人女性に聞いてみると、問題は会話ではなく、彼女のちょっとした変化に気づいてあげていないことを指摘されました。
その知人女性曰く、彼が自分を見てくれていないという気持ちが彼女のお叱りによって表現されたのではないかと言うことでした。
女性とは一筋縄ではいきませんが、会話は恋愛において最も大切なコミュニケーションです。
男性としてはモテるための一番の見せどころ、そんな意識を持って取り組む必要があると言えるでしょう。
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