
『敵前逃亡』という言葉があります。
戦う術があるにも関わらず戦わずして逃亡する、そのような意味です。
この言葉自体は恋愛とは何ら関係ありませんが、この四文字を見ていると、もしかすると恋愛に通じるものがあるのではないか、そう私には思えてきます。
戦わずして逃げる、その相手とはいろいろな考え方ができますよね。
戦う相手が女性であれば、告白もせずに諦めてしまうという情けさ。
また戦う相手が男であれば、女性を取り合って勝ち取ることができるのかどうか。
ただし、女性を奪う気合いがあれば男性としての強さを感じますが、今のあなたはそのような強さのない、まさに負け戦をしているのではないでしょうか。
いえ、あなたは戦う以前の位置にいます。
敵の前にすら立っていませんから、敵前逃亡もなにもないわけです。
今回は、そんな恋愛に立ち向かって勝ち取るための話をしていきましょう。
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男は勝つために生きている
私はよく大河ドラマを観ますが、戦国武将のドラマであると特に見入ってしまいます。
戦(いくさ)、戦の連続で、同じ日本人として生きていて、「もし自分がその時代に生きていたら」「戦いに明け暮れることはどのような感じであったのか」、などと思いめぐらせています。
今の日本はとても平和であり、戦意喪失のような状態に思えます。
ただ、この地球上ではまだまだ戦っている人々がいて、どこかこの戦意喪失であることに心地よさを感じてしまっている自分を恥ずかしいと思っている部分もあります。
さて、恋愛の話に戻しますが、あなたも恋愛に対して戦意喪失状態ではないですか、ということなのです。
恋愛を戦に見立てると、戦もしていないのに負けた気分になってしまっていませんか?
だとすると、負けたままでいいのですか、と言いたいわけです。
男性は本来「勝つ」ことを意識して生きています。
仕事であるとなおさら勝ちを意識しなければなりませんね。
例えばライバル会社と戦って勝ち、出世をするために会社の中でも勝敗が待っています。
その源は“欲”です。
人はどんなことも自分の欲を満たすために、必死に生きることに執着しているのです。
欲を満たすためには勝つしかない
そうは言っても、最近の人々は戦うことをしなくなりました。
「出世してどうなる」「それよりもリア充を目指す」「みんながそれぞれ幸せになればいいと思う」そんな自分の自由を尊重する生き方を選択するようになりました。
確かに戦うストレスなど必要ないのかもしれません。
そして、恋愛では「恋愛しなくても生きていける」「フラれるのが怖い」「女性はめんどう」などという恋愛のストレスも敬遠するようになっているように感じます。
本来の“欲”を満たしたい本能はどこへ行ってしまったのかと思わせる男性が目立ちます。
ですから、まずは恋愛の欲を満たすためには、自分自身との戦いをしなければならない状態です。
自分の眠ってしまった本能を目覚めさせなければ、先へは進めません。
まずは恋愛の欲を満たすために自分に勝つしかない、そう思うのです。
恋愛の負けは恥ではない
「負けるが勝ち」戦いはせずに相手に勝ちを譲ったほうが自分に有利になり、結果自分の勝ちへとつながるという意味ですが、これを恋愛に置き換えてみるとどうでしょうか。
意中の女性を狙っている男性が自分のほかにもいて、その女性を奪われるくらいなら最初から譲ってやろう、などという考え方ができますね。
そして、その結果として自分はよりイイ女と付き合うことができた、この言葉に当てはめるとそうなります。
ですが、そんな旨い話はあるわけありません。
はたから見ると意中の女性は自分を選んでくれる可能性は低いから、はじめから諦めてしまっている、まさに冒頭の「敵前逃亡」だと思いませんか?
ほかの男に譲ってやった、と言えばなんとなく男の面目が保てる気でいるかもしれませんが、それは自分の負けを認めない言い訳です。
単に女性に二人の男性が手を差し出して、自分ではない男の手を握ってしまうことが怖いのです。
選ばれなかった自分、恥ずかしい自分、そんな劣等感、自信喪失…。
そんな自分を見るのが怖くて、敵前逃亡を選択しているのではないでしょうか。
ここであなたに言えることは、「恋愛の負けは恥ではない」ということです。
むしろ男は恥をかいてナンボ、恥をかいたことがない男は、男としての価値を下げる、そんな少し強気に気持ちを転換させることが大切です。
恋愛は損して得取れの気持ちで
「負けるが勝ち」とほぼ同じような言葉に「損して得取れ」という言葉があります。
いま損をしたとしても、これから先に得になることができればいい、そのような前向きな意味です。
負けるが勝ちと同じような言葉であるのに、損して得取れにはポジティブさを感じますね。
そして、これも恋愛に置き換えてみると、あなたが告白をしてたとえフラれたとしても、恥ずかしさを感じる必要はない、ということです。
フラれて穴があったら入りたい状態になっていると思いますが、あなたが思っているよりも傍で見ている人たちは何も思ってはいません。
確かにその場は「フラれてバカみたい」とか「最初からフラれることが分かっているのに」とか「可哀そうな人」などと思われているかもしれません。
ですが、そんなことはその一瞬に思う心理であって、それが過ぎれば人の心はもう次のことを考えています。
あなた自身もそうではないでしょうか。
他人の失態を目の当たりにして、その人のことに注視するのは一瞬ですよね。
他人だってあなたをそう見ているだけです。
他人があざ笑うのは、あなたが失敗してオロオロする姿です。
堂々としていれば決して笑われることはありません。
「自分を振るなんて、なんて残念な女性なんだ」と切り替えられる気持ち、まさに損して得取れな心理の転換こそ、あなたには必要です。
負けを怖がっては何もできない
多くの人は負けることに怖さを感じます。
絶対に無理、どうせダメだからやらなくてもいい…、最初から自分を押さえつけることをしてしまう人がいかに多いことか。
負けることが決まっていることなど、まずありません。
99%負けることが分かっていても、残りの1%にチャンスがある限りはチャレンジすることが大切です。
ですが、人は「たった1%しかチャンスがない≒無理」と決めつける傾向があります。
そういう考え方は実につまらないと思いませんか?
まさに敵前逃亡であり、逃げ体質な人はどんなことにも逃げ癖が出てしまいます。
そんな様子は必ず周囲の人は見ていますし、女性は特に敏感です。
やる気のない男性に女性は魅力を感じることはありません。
負けることが分かっているのにチャレンジしようとする姿に、女性はグッとくるものです。
負けを怖がっていては、人生何もできませんよ。
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恋愛に逃げ腰は通用しない
人には恋愛が必要です。
なぜなら、恋愛は楽しいことだからです。
ですが、その考えは恋愛をする前までの話。
いざ恋愛をしてしまうとその考えは180度変わります。
恋愛ほど辛いものはない、そう思うようになるからです。
不思議なものですよね、恋愛をする前と後とで心境の変化が起こることは。
それほど恋愛は、自分も相手の気持ちも惑わすものなのです。
だからといって恋愛に懲りることはありません。
ひとつ恋愛が終わるとまた次の恋愛をしたくなる、辛いものだと分かっているのにです。
最近の男性が恋愛を敬遠しがちなのは、敢えて辛くなることをしたくないからだと思うわけです。
恋愛をしてしまうと、相手の気持ちも背負うことになります。
だから怖いのです。
恋愛に逃げ腰であるのは、男としてみっともないことです。
相手の気持のすべてを受け止める覚悟を持ったとき、自然に恋愛することができるでしょう。
なぜなら、その覚悟があなたに変化をもたらすからです。
まとめ
今回は、戦や四文字熟語を交えながら書いてみましたが、昔の人は過酷な状況の中でも家族を築き、家長としての責任をまっとうして生きていました。
家族だけではなく、守るべき多くの人のために戦っていたわけです。
常に勝つか負けるか、生きるか死ぬかの状況下で必死に生きることに貪欲であったと思いますし、生きている証も感じていたように思うのです。
今の私たちはどうでしょうか?
自由を謳歌し、見たくないものには目を伏せ、そして排除するという昔の人から見ると人生を全うしていないように映ることでしょう。
負けることを恐れて自分の殻に閉じこもることは悲しいことです。
ぜひ強い自分を奮い起し、恋愛も勝ち取っていけることを願いたいと思います。
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