
最近はよく街中で大声を上げて怒っている人や、コンビニの店員にクレームを言っている人を見かけます。
いわゆる「クレーマー」という類の人たちだと思うのですが、そういう光景を見るのは決して気持ちいいものではありません。
見ているこちら側まで気分が悪くなってしまいます。
特にいい年をした男性が文句を言っている姿を見ると、その人のことが好きだった女性でも一気に気持ちが冷めてしまいますよね。
時代の流れ、と言いましょうか、最近は特に何かとクレームを付ける人が多いように思います。
SNSなどは酷いもので、顔を見せずに、さらに本名を出す必要はないために自分のイライラをネット上で晒してしまう人が増えています。
ただ、傍から見ていて気分は良くないものの、いざとなると自分もクレーマー側になるということは十分にあり得るわけです。
今回は、そんなみっともない大人にならないために、格好いい男になるべく、語ってみたいと思います。
どうせするなら「スマート」なクレームを
以前、好きだった女の子とようやくデートをするチャンスに恵まれ、少し気取ったレストランを予約して出かけていきました。
しかし、そこである事件が起こりました。
私が頼んだパスタの中に、虫が入っていたのです。
まあ、事件というほどのことではありませんが、決して気分が良いものではありませんよね。
彼女も不愉快な顔をして、「もうこんな店でよう」と言い出しました。
ここで感情的になって怒鳴り散らすことは簡単です。
しかし、私はもっとスマートな方法を選びました。
店員を呼んで、虫を指さしながらこう言ったのです。
「こんなトッピング頼んでいませんよ」
店員は真っ赤な顔をしながら謝り、大慌てでそのパスタを下げていきました。
そのやり取りを見た彼女の私を見る目が変わったことは言うまでもありません。
当然、その日のうちにセックスにまでこぎつけました。
私が選んだ対応には3つの意味がありました。
ひとつは虫が入っていたことを店側に伝えること、もう一つは店員を必要以上に恐縮させないこと、そして、最後はほかのお客さんを不愉快な気持ちにさせないことです。
最後の「ほかのお客さんを不愉快にさせない」というところですが、実はこれがポイントです。
私も「虫が入っているので取り換えてください」と言うことはできました。
しかし、それを聞いたほかのお客さんはどう思うでしょう。
自分のパスタではなかったとはいえ、決して気持ちよくはないですよね。
そのあとの食事を楽しむことができなくなってしまいます。
そのようにまわりの人にまで配慮できる男の行動というのは、女性にとって魅力的に映るのです。
女性の「好感度」を上げるには
どんなことでもそうですが、感情をそのままぶつけることは簡単です。
怒鳴ったり、わめき散らしたり、泣き叫んだり…。
特に最近の若い人には、すぐに感情をあらわにする傾向があります。
ある意味、ストレスをためない的確な方法だとも言えますが、ことそれが恋愛という観点から考えると決して良いことだとは言えません。
あのとき、もし私が大きな声でクレームをつけていれば、彼女はどう思ったでしょう。
もちろん、それで満足する女性もたくさんいると思いますが、「好感度」という意味では、私がとった行動のほうがはるかに高くなると思いませんか?
しかも、あなたはもう30代です。
10代や20代の子どもだったら100歩譲って大声を出して叫んでも良いでしょう。
しかし、それはいい大人がとる行動ではないのです。
SNSにアップは絶対にNG
冒頭でもSNSクレーマーに触れましたが、最近はどんなことも直接的ではなく、世に知らしめるためにSNS上での中傷をする人は多いですね。
だからと言って店で大きな声でのクレームも考えものですが、ネットを介してのクレームの拡散は非常にたちが悪いです。
これをもし意中の女性や彼女が見てしまったら、とんでもなくドン引きされることは間違いありません。
SNSは不特定多数の人が見るわけですから、最悪だとそのお店が閉店する可能性もあります。
それでは改善されるチャンスを奪い兼ねないわけです。
今は拡散の時代、などという変な正義感は絶対にNGです。
それよりも器の大きな男として、直接的にお店でクレームを言ったほうが男としての株も上げますし、格好いい男として認識されることは間違いありません。
⇒ 【親切はモテる男の条件】彼女がほしいなら思いやりの心を大切にしよう
自分をコントロールできない人は増えている
クレームの例を挙げて格好いい男とは何か、ということを紹介してきましたが、そもそも今は自分をコントロールできない人が増えています。
腹が立てば顔に出たり、それこそ大声を出して中傷したり、暴力に訴えたりする人も中にはいます。
そんな男はみっともない、ただそれだけです。
もしそんな人を「格好いい男」と思う女性がいるのであれば、思う人もどうかということです。
自分をコントロールできる人は、常に自分を客観的に見ています。
客観的に見ることができれば、自分を制御できるわけです。
その制御ができずに、もはや自分のコントロール不能な人が増えているのは嘆かわしいことですね。
制御不能なら6秒待て
もし自分が「制御不能である」と感じたときは、必ず一呼吸置くことをおすすめします。
一呼吸とはだいたい6秒程度です。
その6秒で人は思い直すことができるのです。
たった6秒程度ですよ、簡単ですよね。
これを「6秒ルール」と呼ばれていることをご存知の人も多いでしょう。
怒りを発してから冷静になれるまでの時間は、たったの6秒。
人の脳はとても優秀なものですね。
格好いい男は自分で作り上げるもの
もちろん、生まれ持っての格好いい男はいます。
ですが、そんな人はこの世の中に一握りです。
天性の格好いい男は神から与えられ、この世に生まれてきます。
そうではない男性は自分で格好いい男を作り上げる、これしかありません。
「別に格好いい男になんてなる必要ない」などと思う人もいるでしょう。
そうですね、別に格好良くなどなくても生きていけますし、自然体で生きたほうが楽に決まってます。
先述のクレームを例に取ると、たとえパスタの中に虫などが入っていても、ほとんどの男性は揉め事を避け、もうこの店に来なければいいだけの話として片づけてしまうこともあるでしょう。
変な正義感は持たない、いわゆる安全パイな生き方を大抵の男性はしています。
当然、このような生き方はアリですし、女性にとっても何の文句もないでしょう。
ただ、格好いい男はこの生き方からは出来上がらない、ということなのです。
「格好いい」には意外と男女で差がある
では実際に「格好いい男」とは一体どのような男なのでしょうか。
そこには男女の間で差があります。
例えば女性にとって格好いい男とは、非常に博識で頼りがいのある人であったり、道端でうずくまっているご老人を助けたり、仕事でバリバリ働いて世界を渡り歩いていたり、つまり、ほかの誰もがなかなかできないことを難なくできてしまう男性を格好いいと思うことが多いです。
片や男性が思う格好いい男とは、賭け事に給料全部をつぎ込んだりして全財産を失ったり、車の運転でドリフトをしてみたり、何も持たずに旅に出てみたり、いわゆる破天荒や突拍子もないことをする、ロマンを追い求めるような男性を格好いいと思うものです。
まぁ、これは大袈裟なたとえではありますが、格好いい男とは人それぞれの価値観によって違いがあるものなのかもしれません。
女性は好きになった男性が一番格好いい
「先日、親友の愛子が結婚することになったので、初めて彼に会わせてもらったんです。会う前に彼はどんな人なのか聞くと、めちゃめちゃイケメンでジャニーズにいそうな人、と聞いていたんですけど、実際会うと、背は低いし、一重だし、最悪でした(笑)」(サチ・25歳女性/コールセンター勤務)
恋愛の魔力といいますか、恋をすると相手のことはよく「あばたもえくぼ」などと言ってどんな欠点も良く見えてしまうものです。
ところが、恋の熱が冷めてしまうと一気に現実に引き戻されます。
相手のすべてが嫌いになるのは一瞬です。
恋の欲目は百八十度、人の意識を変えてしまうのですから、皮肉なものですね。
男性は女性の心の中に、いつまでも「格好いい男」の魔法をかけ続けなければならないのですから、一層の努力が必要となるでしょう。
まとめ
最近はどこか姑息な男性が多い気がします。
その場限りの、適当な言い逃れや、自分さえ良ければいい、などといった女々しい男性が目に付きます。
要するに自己防衛に回っている男性が多いと言えるでしょう。
ですが、自分のことしか考えない男性に女性はついていけません。
やはり頼りがいがあり、格好いい男に惚れるのは今も昔も変わらないのです。
いかにして「格好いい男」に自分はなれるのか、あらためて考えてみてください。
自問自答して気持ちを切り替えるだけでも、十分に格好いい男のスタートラインに立っています。
女性にモテるためにも、ぜひ格好いい男になれるよう努力してみてください。
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